岸田文雄首相は13日に行う自民党役員人事と内閣改造で、重要ポストに〝女性議員〟の起用で最終調整に入っている。

 永田町関係者によると岸田首相は、党役員人事で党組織運動本部長の小渕優子氏を選対委員長に起用する方針を固めたという。

「小渕氏は小渕恵三元首相の次女です。当選は8回を数え、経産相を歴任しています。岸田首相は衆院選や来年の自民党総裁選での再選を考えて、党内第2派閥〝茂木派〟に所属の小渕氏を起用したい意向があると言われています」(永田町関係者)

 しかし、小渕氏といえば2014年に関連政治団体の政治資金規制法違反をめぐる疑惑では、会計書類などを保存したハードディスクを何者かが電動ドリルで〝破壊〟。そのまま説明を果たさず、経産相を辞任している。

 立憲民主党の岡田克也幹事長は12日に国会内で開いた会見で「(小渕氏の)説明が十分だと思っていません。小渕さんは今も党の重職(党組織運動本部長)に就いているわけですが、それがさらにステップアップすることになれば、より説明責任が求められるというふうに思います」と指摘した。

 もう1人は、第3次岸田改造内閣のサプライズ人事と取りざたされている加藤鮎子衆院議員の初入閣だ。

 加藤氏は党幹事長を歴任した加藤紘一氏を父に持ち、山形3区選出で衆院当選3回。党副幹事長や国交政務官、環境政務官などを務めてきた。

 岡田氏は岸田首相の内閣改造について「聞いている範囲では『どこに刷新感があるのかな』という感じがします。あまり大きく骨格が変わるようにも聞いておりませんし、『何でいま内閣改造するのか』。国民から見てもよくわからないかと思います」と語った。