フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に、エースの同国代表FWキリアン・エムバペ(24)の〝不在ショック〟が直撃だ。

 PSGは25日にアジアツアー初戦となるアルナスル(サウジアラビア)戦(長居)で、0―0の引き分けに終わった。ここで、注目を集めたのが観客席の寂しさ。高額なバックスタンドを中心に空席が目立ち、観客数は約4万7000人収容の長居で半分ほどの2万5432人にとどまった。昨夏に新国立で行われた川崎戦では6万4922人と同会場の新記録になるほど大盛況だったが、わずか1年での凋落ぶりに衝撃が広がった。

 大きな要因の一つが、世界最強ストライカーと称されるエムバペの不在だ。今夏にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が退団。エムバペはツアー最大の目玉だったが、退団騒動のため来日直前にメンバー外に。ファンの足が会場から遠のくには十分すぎる理由で、現地観戦したファンからは「面白くなかった。ネイマールもエムバペも見れず」との投稿も上がった。

 肝心の試合も格下のアルナスル相手に決定力を欠き、ここでもエムバペ不在の影響が。フランス紙「レキップ」は「スコアレスドローで試合は終わり、日本でお祭り騒ぎを始めるには〝白紙の答案〟だった」とツアーの今後を不安視した。超高額チケットが話題のPSGツアーは、ここから巻き返せるか。