【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。今回は、こんなご相談です。

【お悩み】猛暑で散歩もおっくうです。夏場でも継続しやすい最低限の運動を教えてください(60代男性)

【アドバイス】食後に30秒間、体を動かすだけでOKです!

【解説】暑さでやる気が起きないなど、夏になるとよく聞かれるお悩みです。

 基本的に夏場は基礎代謝が高まっているので、無理して動く必要はありませんが、散歩程度はしておきたいところです。

 定年退職したばかりの男性はひとり暮らし。新型コロナ感染症によって奥様に先立たれてからは、いつも一緒に行っていた散歩に行かなくなり、とくに運動もしていないとのこと。

 男性には最低限の運動として、食後30分ほどたったころ、30秒間だけ体を動かすよう勧めました。同じ動作を1分続けることはわりと長く感じますが、30秒間なら気持ちの負担にもならないからです。

 体の動かし方は腹筋、スクワット、足踏みなど、消化を促す運動ならなんでも構いません。

 毎日継続することが目的なので、食後に近所のコンビニに買い物に行くなど、自分の生活スタイルに合わせて、自由にアレンジすると継続しやすくなります。

 ちなみに男性は、たまに近所のスナックに飲みに行くというので、食事をしてからスナックに行き、必ず1曲歌ってから帰るよう提案しました。

 1曲の平均消費カロリーは10キロカロリー前後。5分程度のウオーキングと同じカロリーを消費できるからです。

 1か月後、男性はカラオケ大会に出ることになったと、はにかんでいました。奥さんが大好きだった島倉千代子さんの「人生いろいろ」に挑戦するそうです。