まさかの総崩れだ。大相撲名古屋場所12日目(20日、愛知県体育館)、大関取りに挑む関脇大栄翔(29=追手風)が幕内玉鷲(38=片男波)にはたき込まれて痛恨の4敗目(8勝)。昇進の目安となる「3場所33勝」の到達には、残り3日間で一つも落とせなくなった。取組後は「ダメでした。立ち合いは良かったと思う。一日一番でやります」と必死に前を向いた。

 同じく大関に挑戦する関脇豊昇龍(24=立浪)も3敗目を喫して崖っぷち。関脇若元春(29=荒汐)は4敗に後退し、残りを全勝しても「33勝」には届かなくなった。

 審判長の浅香山親方(元大関魁皇)は「若元春は攻められっぱなし。自分の相撲が取れていない。豊昇龍は自分から攻めていかないと。大栄翔は足がついていかずに落ちてしまった。みんな、残りも大事な相撲。気持ちを切り替えてやってもらいたい」と3関脇に奮起を促した。