【第14回 真っ赤な男の子♪】

 誘惑ワクワク水蒸気~♪ 相変わらず昭和歌謡テイストでお届けしておりますが、今回は「赤を着ると元気になる」というお話です。

 テストステロンを維持するにはどうしたらいいか。いろいろオススメはありますが、スグにできるのは赤い色を身に着けること。92歳で亡くなった父は、赤が大好物。服、帽子、セーター、ネクタイ、眼鏡、かばん、自宅のじゅうたんやカーテン、食器まで! 赤の刺激が精神の活性化を促すと、周囲にも赤の着用を強要していました(苦笑)。

 アメリカの心理学者が行った実験で、同じ男性の写真をシャツの色だけ変えて女性に見せたところ、赤色のシャツを着ている男性は、ほかの色のシャツを着ている男性と比べて魅力的に見え、性的にもひかれる、という結果が出ています。つまり、赤い服のほうがモテるということ。

 生物学的には、赤は「オスの支配力」を表しています。サルのお尻が、繁殖期にますます赤くなるのは、メスをひきつけるため。とりわけボスザルのお尻や顔が誰よりも赤くなるのは、強さを周りに誇示しているからです。

 男性医学的にも「赤い色が男性ホルモン値を上げる」という研究データがさまざま取り上げられています。例えば、赤と青のチームに分かれてビデオゲームをしたところ、赤チームの勝率が高かったとか、赤いユニホームのサッカーチームはホームでの勝率が高いなど。赤を身に着けることでテストステロンの分泌が促され、その効果で積極性や攻撃性が増したという説です。赤い色で男性ホルモン値がアップするという確証は持てませんが、脳によい刺激を与え、やる気を促す「ドーパミン」の分泌が活性化され、パフォーマンスが高まるのではと想像しています。

 赤を着れば男性力がアップするのは社会現象であって科学では証明はできないですが、「赤を着ているほうが視覚的に刺激され男女とも元気になる」と唱えていた父は、実際にめっちゃ元気だったのは事実です。

 ためしに真っ赤なシャツで出かけてみませんか? 赤がキライという方は、自分の好きな明るい色を選べばOKです。  

 くまもと・みか  医療ライター。男性医学の父・熊本悦明の二女。男女更年期、性感染症の予防と啓発、性の健康についての記事を主に執筆。2019年に山手線内で心肺停止で倒れた経験から、救命救急、高次機能障害、リハビリについても情報発信している。著書に「山手線で心肺停止!アラフィフ医療ライターが伝える予兆から社会復帰までのすべて」。