金メダルラインに再浮上だ。競泳男子の瀬戸大也(29=CHARIS&Co.)が6月30日、高地合宿先の米アリゾナ州フラッグスタッフから羽田空港に帰国。「大きなことを言いすぎるとあれだけど、ここ数週間でのトレーニング内容は本当に完璧だった」と声を弾ませた。

 2月から3月にかけて同地で行った高地合宿では、指導を仰ぐ加藤健志コーチのメニューについていくことができなかった。しかし、今回の高地合宿は全メニューを完走。来年のパリ五輪金メダルプランをもとにトレーニングを計画する加藤コーチは「3か月前は(合格ラインに)乗ってこなかったが、この3か月で乗ってきた」と手応えを口にした。

 3か月前は加藤コーチが瀬戸にハッパをかけても、追い求める姿にはほど遠かった。今回の高地合宿時はオフ時にゆっくり体を休め、食事も徹底管理。自らに必要なことを取捨選択し、厳しい練習を乗り越えた。加藤コーチは「僕が乗せたくても乗せられなかった3か月前と違って、今回は自分から(合格ラインに)乗ってきた。意味としては全然違う。自らが変わることはなかなかできないが、それが今回はすごかった」と太鼓判を押した。

 直近の大会は今月に福岡で開催される世界選手権。「ベストは出るんじゃないかな」と意気込む瀬戸は、悲願の五輪金メダルへ一歩ずつ前進しているようだ。