元マル暴刑事の見解は? プロレスラーの関根〝シュレック〟秀樹(49)が、ボクシングの前WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(34=志成)のドーピング検査検体から大麻成分(THC)の代謝物が検出されたことについて私見を述べた。静岡県警で麻薬犯罪の解決にも取り組んだ〝専門家〟の目に今回の騒動はどう映っているのか。

 関根は20年以上、地元の静岡で警察官として働き、43歳で格闘家に転向した異色の経歴を持つ。刑事課で暴力団関連の事案を担当する〝マル暴〟としても勤務し、薬物に関わる事件も扱った。日本ボクシングコミッション(JBC)は21日に、昨年大みそかに行われたジョシュア・フランコ(米国)とのWBO・WBA世界同級王座統一戦後の井岡の尿検体から大麻成分の代謝物が検出されたと発表。この点について問われると「なんとも言えないですけどね。微量ってことで。それに、昨年のものを今の今っていうのが不思議ですよね」とポツリ。再戦を3日後に控えるタイミングでの発表に「嫌がらせもあるのかなって思っちゃいますよね」と首をかしげた。

 もちろん井岡は潔白を主張。関根も「果たしてやるかなって思うんですよ。疑われている状況で」と推測した。ただし「使用していないのに反応が出ること? それはないです」とキッパリ否定。一般論として「ただ、幻覚成分(THC)を抜いた(とうたった)製品からでも出ちゃうことがあるらしいので。今はCBD(カンナビジオール。大麻由来成分で、オイルなどの製品が流通している)とかいろいろありますしね」と説明。想定外の形で大麻成分を摂取してしまった可能性を指摘した。

「彼の人となりは分からないけど、イメージダウンになってかわいそうだなっていうのはありますね」と関根はつぶやいた。格闘技イベント「RIZIN.43」(24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)では元極真空手世界王者の上田幹雄(28)と対戦。23日、札幌市内で公開計量に紫色のマスクを被って臨み、118・85キロでパス。「マスクは大江戸隊カラーです、ええ」と決戦に向けて闘志をみなぎらせた。