ボクシングの前WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(34=志成)の挑戦を受けるWBA同級王者ジョシュア・フランコ(米国)が23日の前日計量で大幅に超過し王座を剥奪されたことを受け、試合は当日計量130ポンド(約58・97キロ)を条件に試合が成立することになった。
昨年大みそかの統一戦が引き分けに終わった両者は、24日大田区総合体育館でダイレクトリマッチを行う。しかしWBO王座を返上した井岡を迎え撃つフランコが、23日の前日計量で何と55・2キロと、スーパーフライ級のリミット約52・1キロを約3・1キロもオーバー。2時間以内の再計量でも、最初の計量からわずか200グラム落ちただけの55・0キロと大幅超過のままで、王座剥奪となった。
これを受け、両陣営のルールミーティングでは当日計量130ポンドを契約体重として試合が成立することが決定。井岡が勝利した場合は新王者に、フランコが勝利した場合は王座が空位になることとなった。
国内の世界戦で2・9キロの体重超過は前代未聞で、再計量で200グラムしか落ちていないことも不可解だ。JBCの安河内剛事務局長は契約体重については両陣営の話し合いで決定したと明かし「(フランコの)コンディションを見ながら。ほとんど落としてきていないところを見ると、そんなに落とせないんだなと。あんまり無理させると試合がキャンセルという、いろいろな考えがありますから」と説明した。
あまりにも試合当日に体重差がある場合は競技の安全性にもかかわってくる。安河内事務局長は「ウエート制のスポーツですから、公平性の観点からもウエート差がないに越したことがない。危険性があるかないかは難しいですが、我々のように管理する立場からすると、ちょっとウエート差があり過ぎるのは気になります。ただ井岡サイドは、それは気にせずにやりたいという強い思いがあります」。フランコに対してはJBCから1年間のライセンス停止、WBAからはファイトマネーの没収などが適応される見込みだという。












