永田町で〝剛腕〟と呼ばれる立憲民主党の小沢一郎氏が、同党の国会議員15人たちと新たな政策グループ「一清会」(野党候補一本化で政権交代を実現する有志の会)を立ち上げた。
同会は次期衆院選で野党候補を一本化させて、政権交代の実現を目標として掲げ、小沢氏が会長に就任したことが22日までに判明。賛同者は立憲議員53人が名前を連ねている。
発足にあたって旧民主党政権での失敗を糧にして、次期衆院選で国民民主党や日本維新の会、共産党との連携や協力を模索しているという。
党内の反応はどうか。次の衆院選で国民民主党(玉木雄一郎代表)との連携を強く主張する岡田克也幹事長は20日の会見で、同会が泉健太代表の執行部に対し、野党一本化を要求したことに「目指している方向は私も同じだ」と前向きにコメントした。
しかし泉健太代表は、21日の両院総会後、同会が野党共闘を主張したことに「どの政党を対象にするのかは、必ずしも有志の会のなかでも明確になっていないと聞いています」と話すにとどめた。
ある立憲議員は「泉氏が国会に提出した岸田政権に対する内閣不信任案は国民民主と日本維新が反対、賛成は共産党だけでした。泉執行部は小沢氏たちの行動に現時点で慎重な対応をするしかない。共産党としか連携できないとなれば与党側から再び〝立憲共産党〟と言われるのがオチです」と語った。
今後の見通しについて永田町関係者は「小沢氏は戦後の自民党体制を崩壊させて政権交代を実現させた実力者です。今回新たに再始動した格好ですが、泉執行部に党運営に一定の影響力を示すことができている。これから同会に入る立憲議員が増えた場合、衆院選までに『泉降ろし』が起こるのかにも注目が集まっています」と指摘した。
政界は一寸先は闇。小沢氏らの動きはこれからどう影響するのか。












