故ジャニー喜多川氏からの性被害を訴えた元ジャニーズJr.の歌手、カウアン・オカモトらが求める児童虐待防止法の改正は7日、今国会で見送りされる見通しが強くなった。
カウアン氏と元ジャニーズJr.のダンサーで俳優の橋田康、二本樹顕理氏の3人は5月5日にスーツ姿で国会を訪れ、自民党をはじめ与野党5党に児童虐待防止法改正を求める約4万人の署名を提出した。
橋田は「法改正すれば未来の子どもたちを守ることができます。この国会の期間で(児童虐待防止法改正を)成立させてほしいです」と強く訴えていた。
しかし、3人が国会内の各党控室をまわって法改正を求める署名を手渡す際、与野党の対応が対照的だったことに注目が集まっていた。
「立憲民主党の安住淳国対委員長と国民民主党の斎藤アレックス衆院議員、共産党の吉良よし子参院議員は、3人からの署名を受け取りました。しかし自民党と公明党は、事務方の職員の対応にとどめていた。自公は法改正に消極的で現行法の下での対応が可能だという姿勢に受け止められていました」(永田町関係者)
児童虐待防止法の適用範囲を広げる改正案を国会に提出した立憲民主党は、3人から署名を受け取った後、自公に対し法改正に向けて協議を呼び掛けた。しかし自公はこの日まで、協議には応じていないという。
「自公から『拙速な議論は避けるべきだ』との声が出て、慎重姿勢を崩していません。5月21日に会期末を迎えているのに与野党の足並みがそろっていない状態です。時間も限られている。今国会の法整備が難しい状況になっています」と政府関係者は指摘した。












