韓国代表が5日に国際親善試合ペルー戦(16日、釜山)とエルサルバドル戦(20日、大田)に向けて、中国で拘束された同国1部山東泰山のMF孫準浩(ソン・ジュノ=31)をサプライズ招集したが、中国当局は〝門前払い〟した。

 クリンスマン監督は韓国代表メンバーの発表会見で「韓国サッカー協会として彼をサポートしたい」と孫の早期釈放を試みる意図を語った。

 しかし、中国当局は強硬な姿勢を崩していない。韓国放送局「SBS」は「サッカー協会は、全韓経営本部長と協会の弁護士を中国に派遣して状況把握に乗り出した。孫の現地での弁護士、中国サッカー協会側と会って、孫がどのような疑いで捜査を受けているのかなどを正確に確認しようとした」と報道。孫の嫌疑は八百長への関与などと現地で報じられているが、詳細は明らかになっていない。そうした点なども含めて、韓国サッカー協会は代表招集に合わせて事態の把握や進展を試みた。

 しかし「彼らは〝手ぶら〟で帰国したことが分かった」と同局は落胆。韓国サッカー協会の関係者は報道陣に「収穫はない。孫の個人弁護士もサッカー協会側の接見要請を断った」と中国当局は韓国側の要請を一切受けいらず、門前払いしたようだ。

 今回の問題は韓国側から「人質外交だ」との批判が出るなど両国間の国際問題に発展しつつあるだけに、騒動の行方が気になるところだ。