禁断の扉が開いた。新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)が、6月25日(日本時間26日)に行われる米AEWとの合同興行(カナダ・トロント)で、AEWのブライアン・ダニエルソン(42)と対戦することが決定的となった。

 棚橋弘至、石井智宏と保持するNEVER無差別級6人タッグ王者として、4日大阪城ホール大会で行われたV1戦では、AEWのジョン・モクスリーとクラウディオ・カスタニョーリに海野翔太が加わったトリオと対戦。豪華メンバーが勢ぞろいした一戦は、入場だけで会場を沸かした。

 海野から再三の挑発を受けたオカダはしぶしぶリングインしたが、直後の場外戦で海野からテーブルを投げつけられてダウン。モクスリーの重い蹴り、米WWEで「セザーロ」のリングネームで活躍したカスタニョーリからスープレックスで投げられ、苦しい時間帯が続いた。

 さらに海野が捕らえたオカダにモクスリーがネックブリーカーを発射。「立て! コノヤロー」と張り手をくらったオカダは、これでプッツン。エグい角度のDDTでマットに突き刺し、非情な攻めを見せた。

 これで王者組が流れを引き寄せ、棚橋がカスタニョーリにドラゴンスクリューを発射。石井はブレーンバスターで続いた。さらに石井は強烈な頭突きをモクスリーに見舞い、流血に追い込んだ。

 終盤もカスタニョーリのジャイアントスイング19回転から、挑戦者組の合体パワーボムで再びピンチを迎えたオカダだったが、海野にデスライダーだけ決めさせない。王者組が合体のDDTで追い込むと、最後はオカダが旋回式ツームストーンパイルドライバーからレインメーカーにつなげて海野を沈めた。

ビデオメッセージで登場したブライアン・ダニエルソン
ビデオメッセージで登場したブライアン・ダニエルソン

 試合後はモクスリー、カスタニョーリと同じユニット「ザ・ブラックプール・コンバットクラブ」に所属するブライアンが、大型ビジョンに電撃登場。

「過去10年、お前が素晴らしいレスラーだと耳にしてきた。俺と戦いたいんだろ? お前が素晴らしいレスラーだとわかっている。この俺がお前を裁定してやる。お前は自分のことをレインメーカーと呼んでいるが、俺と同じリングに立つということは砂漠に足を踏み入れることを意味する。金の雨はもう降らない」と宣戦布告のメッセージを寄せた。

 大阪城ホールの観衆は「イエス! イエス! イエス!」チャントで呼応。これに対し、オカダは驚きの表情を浮かべつつも「ブライアン、お前と同じリングに上がってやろうかコノヤロー! お前と同じリングに上がって、砂漠だが何だか知らねえけど、金の雨を降らして、その干からびた砂漠を潤してやるよ。覚悟しておけよ!」と返答。ひと呼吸置いて「禁断の扉、開けていきます」と宣言した。

「ダニエル・ブライアン」のリングネームで活動したWWE時代にはWWE王座を巻き、祭典「レッスルマニア」のメインまで務めた人気者と、オカダの頂上対決。世界が注目する一戦がついに実現する。