立ち技格闘技「K―1 WORLD GP 2023」(3日、横浜武道館)で行われた初代ミドル級王者決定トーナメントで、松倉信太郎(31)が決勝でハッサン・トイ(29=トルコ)に敗れ、王座取りを逃した。

 松倉は1回戦でヴィニシウス・ディオニツィオ(ブラジル)に1R2分19秒でKO勝ちすると、準決勝はムスタファ・ハイダ(イタリア)に判定3―0で決勝に進出。ダニロ・ロザリニ(ブラジル)、リー・ホイ(中国)と撃破してきたトイと対戦した。

きっちりガードしていた松倉(左)だが…
きっちりガードしていた松倉(左)だが…

 ところが決勝はまさかの展開になる。開始早々、ジリジリと距離を詰めてくるトイの放った大振りの左フックに対し、松倉はガードをあげてディフェンスした。ところがこの一撃がそのままガード越しに側頭部にヒットし、松倉はたまらずダウン。そのまま立ち上がることができず、わずか1ラウンド42秒で無念の敗北となった。

 勝ったトイは「日本の環境が好きで、ここに立つことが小さいことから夢でした。王者になれて何と言っていいか分かりません。ありがとうございました。これを見ているであろう彼女に愛していると伝えたいです」と笑顔。これに松倉は無念そうな表情で拍手を送った。