フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)などで活躍した元カメルーン代表FWのパトリック・エムボマ氏(52)が、日本サッカー界に足りない〝ピース〟を挙げた。

 PSGは昨年に続いて2度目の日本ツアーを開催し、サウジアラビア1部アルナスル戦(7月25日)、J1C大阪戦(同28日、ともに長居)、イタリア1部のインテル戦(8月1日、国立)の3試合を行う。2日に都内で行われた発表会見に出席したエムボマ氏は、日本サッカー界についても言及。「日本には素晴らしい設備があり、非常に高い組織力もある。唯一足りないのは経験になる」と指摘した。

 同氏は日本の現状を、次のように捉えているからだ。「多くの日本人選手が欧州でプレーしている。こうした選手が将来、監督として活躍するようになると、ピッチの中での経験プラス、ピッチの外での経験を積み重ねていくことになる」

 今年はJリーグ創設30周年を迎え、日本は1998年のW杯初出場から7大会連続出場を達成する急成長を遂げたが、強豪国のサイクルはまだ確立されていないわけだ。

 日本代表の森保一監督は、現役時代にクラブレベルでの海外経験はない。まだ日本では世界を知る選手が、引退して指導者キャリアを積んでいるか、現役生活を続けている段階。もう一段階上にいくには、まだ時間が必要なようだ。