陸上女子やり投げで2022年世界選手権銅メダルの北口榛花(25=JAL)にとっては、悔いの残る一戦となった。

 雨の中で行われた日本選手権2日目(2日、大阪・ヤンマースタジアム長居)の同種目では、1投目から59メートル92を記録して首位に立つも、60メートルの壁を突破できない。そんな中で斉藤真理菜(27=スズキ)が61メートル14をマーク。頂点の座をライバルに譲る形となり、3連覇とはならなかった。

 試合後に号泣した北口は「やっぱりずっと日本人に負けてはいけないと言われて続けて、去年の試合からずっとそういう思いで臨んでいた。この結果をしっかり受け止めないといけない」と声を詰まらせつつ「一番はやっぱり悔しい。こんなところで負けていてどうするんだという気持ちが強い」と肩を落とした。

 この日は無念の結果となったが、8月にハンガリー・ブダペストで開催される世界選手権の代表には内定済み。「今季はコンスタントに63メートルを出せていないので立て直したい」。この日の涙を未来の笑顔に変えることはできるか。