【カップめん評論家 taka :a 激推し!トレンド最前線】年間1000食以上をチェックする大人気ブロガーが、今、食べるべきカップめんをピックアップ!
次々と発売される新作を前に「どれを食べたらいいのか分からない」「失敗したくない」という人のために、実際に食べた中からオススメしたいフレーバーを厳選します。
【煮干を追求し過ぎた一杯!?】エースコック「鬼煮干中華ソバ 中華ソバ伊吹監修」(254円+税)
中華ソバ伊吹とは、都内で不動の人気を博す煮干ラーメン界のレジェンドで、後にも先にも煮干を全面に押し出したスープが最大の持ち味。煮干マイスターの異名を持つ店主が監修した2023年の新作は〝煮干の旨みをトコトン追求し過ぎた一杯〟で、エースコックとのコラボ史上最もニボいラーメンといっても過言ではなく、もはや後味が生臭いw 知りたくはないですけど、煮干の効き目はプリン体の含有量が不安になるほど強烈で、一般的に敬遠される苦味まで研ぎ澄まされた、それでいて闇雲に尖っているわけではない、緻密な煮干の配合には驚きを隠せませんでした。
本店に通い詰めている生粋の煮干フリークにとっては、おそらく物足りないでしょう。しかし、これが初恋だったらトラウマですよ。
【気が付けば沼ってる⁉駆け引き上手な淡麗系‼】7プレミアム「飯田商店 にぼしらぁ麺」(268円+税)
飯田商店とは、日本有数の温泉地として知られる湯河原を〝ラーメンの聖地〟と言わしめた名店で、9年前から東洋水産のカップめんを監修しているのですが、このコラボでは初となる煮干ラーメンをリリースしてきた23年。前述の「伊吹」がトラウマレベルの一杯なら、こちらは繊細さが売りの淡麗系で、ほとんど腸(わた)を感じさせない仕上がりです。しかし、面白味のない優等生ではありません。スープを口に含んだ瞬間、最初は煮干がキチッと列を成し、なんとも優雅に泳いでくる、素人にも優しい作り。けれども余韻には程よく煮干のクセと苦味を残す、押しては引いての駆け引き上手な味わいで、気が付けば包み込まれているような感覚に。いや、侵食されているのか…?
けっして派手さはないけれど、いつの間にか追ってしまう、そんな煮干の魔性に取り憑かれてしまうかもしれません。これが初恋だったら? ある意味「伊吹」よりヤバいかも。
【ハマると抜け出せない底なしのウマさ】日清食品「日清ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」(398円+税)
第1弾ではブランド史上最高レベルにドロドロした極濃スープを実現し、その味わいが「天下一品」に似ていたことから〝ジェネリック天一〟と話題になった「ドロラ王」待望の新作は、マニアの間で〝またおま系〟と呼ばれている濃厚な魚介豚骨。カップめん業界でも出切った感があるジャンルなので、新鮮味こそないかと思いきや、なんのこれしき一筋縄ではありません。
どろどろの高粘度スープもさることながら、そこに泳ぐは〝二郎インスパイア系〟で猛威を振るった「踊る極太麺」なる低加水のノンフライめんで、こんな組み合わせもアリなのかと新たな扉を開かれた気分。ただし、具材の厚切焼豚は文句なしで素晴らしかったものの、濃厚魚介豚骨と相性がいいメンマと柚子皮は不在だったので、それを補ってやれば幸福度さらにアップです(同時に白メシもイケちゃう方はマストで)。
【セブン限定の高級ブランド第3の味】ヤマダイ「極麺処 熊本 マー油とんこつ」(328円+税=セブン‐イレブン限定)
極麺処(きわみめんどころ)とは、セブン‐イレブン店舗限定の留型商品で、凄麺ご当地シリーズと互換性を感じるシリーズなのですが、販売価格は税込み350円オーバーの高級品。
しかし、第3の味を飾った本商品は〝もう直すところが見つからない〟と開発者が絶賛している低加水ノンフライめんに、スープも一般的にネガティブとされる豚骨のクセを抑えながら、きちんと余韻に骨っぽさを残す骨密度の高いテイストで、まったりクリーミーな味わいと対比を描きながらも実際は調和を遂げている、マー油(焦がしニンニク油)の芳ばしさとフライドガーリックの絶妙な掛け合いで熊本の様式美を表現した一杯。
ぶっちゃけ高い、ぶっちゃけ高いけど満足できる、その模範的な仕上がりといっても過言ではありません。
【今年の夏は海「鮮」サラダ風‼】ヤマダイ「ニュータッチ 凄麺 冷し中華 海鮮サラダ風」(242円+税)
バラエティー豊富な「ご当地シリーズ」や「逸品シリーズ」など、クオリティの高い商品を通年で展開している「凄麺」ですが、期間限定の変わり種にも余念はありません。中でも夏季限定の「冷し中華」は秀逸で、3回目となる今年は「海藻サラダ風」から「海鮮サラダ風」にグレードアップ。
冷水の洗礼を通過することで透明度に磨きが掛かる専用のノンフライめんは、茹で上げた生めんに引けを取らない品質で、もはやヘタなチルドめんよりもハイレベル。別に反則じゃないけど反則なんじゃないですかねコレ。タレはサッパリと、しかしながら深みのある味わいで、カップめんでは珍しい具材の赤ツノマタと白キクラゲも見どころ。
生タイプの紅生姜も箸休めに嬉しく、さらに今年は「えび団子」が追加され、より賑やかになりました。めんを湯戻し後に冷やさなければいけない作業は手間になりますけど、おいしく食べるためのアトラクションと捉えればスパイスになりますし、いざ実食に入ると余興も誇張ではない感動が味わえます(めんを締めるときはザルを使ってジャバジャバするのがオススメなんて大きな声では言えないけれど参考までに)。
各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯-Cupmen review blog-」参照。
※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。






















