オーストラリアの警察官が認知症で歩行器使用の95歳の女性にテーザー銃を発射し死亡させ、大問題になっている。豪州メディア・ニュース・ドット・コムauなどが24日、報じた。
5月17日、豪州ニューサウスウェールズ州のクーマにある高齢者介護施設から「認知症のクレア・ナウランドさんが刃物を持って歩いている」との通報があり、警察官2人が駆け付けた。警察官がナウランドさんに声を掛けるも、ステーキナイフを捨てず、歩行器を使用しながら警察官の方に歩いてきたので、テーザー銃を発射したという。ナウランドさんは転倒し、頭がい骨を骨折し、脳出血したとみられる。重体となり、入院した。
この事件を知った豪州国民から「認知症の人が混乱していただけ」「テーザー銃ではなく優しい言葉を掛けるべきだった」など怒りが巻き起こった。警察官のボディーカメラの映像公開を求める動きが起きたが、警察署は映像公開はしないとした。テーザー銃を発射した警察官は停職処分となり、24日、三つの罪で起訴された。7月に公判が行われるという。
その24日夜、ナウランドさんはクーマの病院で、家族に見守られながら亡くなった。ナウランドさんには24人の孫と31人のひ孫がいたという。
ニューサウスウェールズ警察は24日、フェイスブックで「非常に悲しいことに、5月24日午後7時過ぎ、95歳のクレア・ナウランドさんが病院で亡くなりました。ミセス・ナウランドを知り、愛し、愛された人たちにお悔やみ申し上げます」という文章をアップした。












