陸上男子100メートルの元日本記録保持者・桐生祥秀(27=日本生命)は、まさかのアクシデントにも悲観していない。

 21日に日産スタジアムで行われたセイコー・ゴールデングランプリの同種目予選2組に登場した桐生は、中盤以降にスピードを緩めて最下位でゴール。レース後には「左足のハムストリングの肉離れだと思う。つっただけじゃない」と明かしつつ「頭を上げた瞬間ぐらいから違和感があった。急に止まったら、さらに悪化するのでちょっと流しながら最後は走った。自分の中では(完治まで)1か月くらいかな」と説明した。

 今回のケガで世界選手権(8月、ハンガリー・ブダペスト)の選考を兼ねた日本選手権(6月1日開幕、大阪・ヤンマースタジアム長居)の出場は厳しくなった。「もう無理だと思う。今年は4月から言ってた通り、8月から9月にタイムを出すという目標は変わらない」と前向きに語った上で「今年の日本選手権は別に目指すとも言ってなかった部分もある。ケガをしてちょっと悔しいが、しっかり治してまた走ろうかなと思う」と決意を新たにした。

 休養明けの現在は発展途上の段階。先月には来夏のパリ五輪について「まだざっくりですけど(代表を)狙ってみたい」と意欲を示していた。