【令和の最新缶チューハイ事情】この春に発売された新商品がウケている理由を、アルコール業界のインフルエンサー・ストロングおじさんが取材&分析してくれた。「その名前、聞いたことがあるような…」となった昭和世代が少なくないのにもワケがあるようだ。
こんばんは。年間1000本の缶チューハイを飲む缶チューハイ研究家・ストロングおじさんです。今回はサントリー「こだわり酒場のタコハイ(以下、タコハイ)」の人気の秘密を探ります。
タコハイは今年3月に発売された缶チューハイ。その個性的なネーミングと「味わいプレーンサワー」という新しい価値により、今年の新作缶チューハイの中でもひときわ話題を集めています。
プレーンサワーと聞くと、焼酎を炭酸で割っただけのシンプルなサワーと思う方もいるかもしれません。ですが、タコハイはそういったシンプルなサワーとは一線を画します。
タコハイにはほのかな柑橘の風味が効いています。甘さは控えめですが、極端な辛口ではない飲みやすい味わいです。
これだけだと単なるスッキリ系のサワーですが、焙煎麦焼酎を中心とした複数の原料酒によるお酒の香味が効いて、何とも言えないうまみがあります。派手な個性はないものの、「バランスのとれた味わい深い飲み口のサワー」といったところです。
サントリーがタコハイを発売した背景には、これまでの缶チューハイにはない「食中酒」としての需要を創出する狙いがあるとのこと。
サントリーの調査によると、これだけ缶チューハイが浸透してもなお、従来の缶チューハイに食中酒として満足していない方も一定数いるそうです。例えば既存の缶レモンサワーであれば、食事に合わせるには果汁感が強すぎたり、ものによっては甘すぎたり、そういった印象を持つ方も多いのだと思います。
その点、タコハイのほのかな柑橘感は食事の味わいを邪魔せず、またスッキリとして甘さ控えめの飲み口も食事との相性は抜群です。「チューハイは食事に合わせにくい」と考えていた方も、タコハイなら満足できるかもしれません。
なお、タコハイの名前に懐かしさを感じる読者の方もいると思います。実はタコハイとは、長年酒場で親しまれてきたプレーンサワーの愛称なんです。現代の食中酒としてのニーズにマッチしていたのは、実は昔から酒場で飲まれてきたタコハイだったというわけです。食事と合わせて楽しめるだけでなく、家で気軽に酒場の雰囲気にもひたれるタコハイをぜひ味わってみてください!
◇ストロングおじさん 年間1000本以上の缶チューハイを飲む缶チューハイ研究家。得意のパワポを駆使し、新製品のレビューから企業の製品開発・プロモーション企画の支援まで手がける。公式サイトは「ストロングおじさんのパワポでまとめるRTDの世界」。ツイッターは【@strong_ojisan】。













