大奮闘だ。格闘技イベント「RIZIN.42」(6日、東京・有明アリーナ)、元UFCファイターの井上直樹(25)は元ベラトール・バンタム級王者のフアン・アーチュレッタ(35=米国)に惜敗となった。

 勝てば、7月末に予定されるバンタム級王座決定戦に臨める重要な一戦。1ラウンド(R)、井上はテークダウンを狙いにきたアーチュレッタを押し潰して、いきなりグラウンドへ。バックを取って元ベラトール王者を攻めまくる。裸絞めは決まらなかったものの、ペースを握った。

 2Rは開始早々パンチを浴びてスタンドで押されたが、再びグラウンドに持ち込んだ。すぐに立たれてコーナーに押し込まれ、バックをとられるも井上は決めさせず、ポジションを入れ替えて接戦に持ち込んだ。

 勝負の3R、テークダウンを許した井上は、強烈な胴タックルで叩きつけられた。それでもバックを取り返しチョークを狙うが、決めきれない。驚異のスタミナを誇るアーチュレッタは、バックを取って裸絞めの猛攻。元UFCファイターに攻め手を与えず、最後は肩固めでがっちり。井上はゴングに救われたものの、判定0―3で敗れた。

 それでも、世界的な強豪相手に五分の展開に持ち込む大健闘。アーチュレッタはリング上で「今まで対戦した中でぶっちぎりのタフだった」と井上を称賛。その上で「井上選手はスターになるので応援してください」と将来に太鼓判を押した。

 バンタム級王座決定戦には駒を進めることができなかったが、井上は大きな存在感を示した。