日本維新の会・鈴木宗男参院議員(75)は26日、ゴールデンウイーク(5月3~7日)中のロシア訪問に参院議院運営委員会からの了承を受けた。

 具体的なスケジュールは「白紙だ」とした宗男氏は、参院議運委でロシアへの渡航が国会で認められた後、自身が主宰する「大地塾」で「どんな発言するのか」と注目を集めた。

「産経新聞さんが、ゴールデンウイーク中に『鈴木宗男がロシアを訪問する』と出しましてね、話題になっています。平日の国会開会中の海外渡航は認められないんです」と話した宗男氏はこんな本音を漏らした。

「私はできれば今週中に(ロシアに)行きたかった。ロシアは1日が〝メーデー(労働者の祭典)〟です。9日が戦勝記念日。日本でいうゴールデンウイーク中に値しちゃう。旧知の人で会いたい人もいます。然るべき人の日程が合えばと思っています」

 ロシアのウクライナ侵攻は、1年以上が経っても解決のメドがまったく立ってなく、今も戦闘が続いている。

「私は1にも2にもウクライナ紛争は一日も早く停戦したほうがいいという発信を行っています。今日(26日)維新の役員会でも言ったんですが、『ロシアは悪い、ウクライナは良い』と竹を割ったようなことを言う人がいるけれも『紛争は停戦だ』です」

 宗男氏はロシア訪問の狙いについて「『ロシアはけしからん』といった〝入口〟の議論はいりません。〝出口〟の議論が必要だと思っています」と語った。

 宗男氏が〝戦友〟と呼ぶ元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は「ぼくは鈴木さんがロシアに行ったほうがいいと思う」とエールを送った。

 その理由については「この前に鈴木さんがロシアに行ったのは2年前です。戦争が始まって1年が経って、鈴木さんがロシアに行っていないこと自体が、日本にはマイナスです。いろいろ悪口を言う人がいると思うんだけれでも、鈴木さんの場合は『ロシアがやっていることはよくないんです』とハッキリと言えますからね。その上で、日本の立場は『(ロシアの)ウクライナ侵攻は賛成できない』という立場なんだけれども、(ロシアとの)対話チャンネルは、残さなければならないなどは話せます。この危機的な状況のなかで『日本の政治家がリスクを承知でロシアに来る』とわかれば、ロシア側もそれに応えようとなりますよ」と説明した。