ウルトラマラソンで3位に入賞したランナーが、一部を車で走る不正行為を犯し順位をはく奪され、物議を醸している。

 英メディア「サン」によると、マンチェスターからリバプール間を走る「GBウルトラス」の50マイル(約80キロ)レースで、同種目のトップ選手であるジョアシア・ザクシェフスキー(47)が3位に入賞した。しかし、その後地図データから1マイル(約1・6キロ)をわずか1分40秒で走破していたことが発覚。車を利用したことが明らかになり、失格となった。

 ザクシェフスキーは「悪意はなかった」と説明。途中で足が痛くなったため車に乗り、チェックポイントに到達した際に車利用を伝えたが「今やめたら自分が嫌になるよ」と係員に言われたため、競争ではない形で参加することに同意したと主張。トロフィーを受け取ったのは「大きな間違い。私は疲れていて、(住んでいるオーストラリアからの)時差ボケで気分が悪くなっていた」と判断力が落ちていたと説明した。

 同メディアは「時速35マイル(56キロ)という、五輪短距離王者のウサイン・ボルトの最盛期をはるかに上回る〝超人的〟なスピードに達したことが分かり、犯行がバレた」と伝えている。