【米フロリダ州フォートマイヤーズ24日(日本時間25日)発】第5回WBCで侍ジャパンの3大会ぶり世界一に貢献したレッドソックスの吉田正尚外野手(29)がブレーブスとのオープン戦前に取材に応じ、準決勝での起死回生の3ランや決勝での〝恥ずかしいシーン〟について言及した。
日本中を感動の渦に巻き込んだ世界制覇から3日。準々決勝のイタリア戦から4番を務めた吉田は「国を背負って戦うというプレッシャーもあったが、1球1球の重みを感じながらプレーできたことは自分の経験として良かった」と激闘を振り返った。
メキシコとの準決勝で0―3の7回に右翼ポール際へ放り込んだ3ランは、中継カメラも打球の行方を追えない〝技ありの一打〟として話題を呼んだ。日本ではあまり見たことがないという左投手のチェンジアップに反応。「ポイントを少し近くに入れて、体が開かないようにしていたので最後はうまくヘッドが出てきた。その分、ボールの内側をインサイドアウト(のスイング)で」打ち返し、切れることなく本塁打となった。
米国との決勝では9回に守護神として登板した大谷が二死からトラウトを空振り三振に仕留め、ベンチ前にスタンバイしていたナインが一斉にグラウンドへ飛び出した。その時、吉田はベンチのフェンスをうまくまたげずに転倒。この映像はレッドソックスのチームメイトも共有し、笑いのネタになっている。吉田は「一番は隣に(通訳の水原)一平さんがいて、ちょっとぶつかるかなと思ったのもあった。勢いよくいくと正直、足が張っていたのでケガもあるなと思い、とっさに受け身を取った。たぶん最善のパフォーマンスを出したのだと…苦渋の決断だったと思う」と苦笑交じりに真相を明かした。
2日間のリフレッシュ期間を経て、この日から実戦復帰。さっそく4番を務め、2打数無安打1四球で7回から交代して退いたが、コーラ監督からは開幕4番を期待されている。「打順は気にしていない。どの場面でも走者がいなければチャンスをつくり、いればかえしていく」と吉田。WBCで大会新の13打点をマークしたスラッガーはレギュラーシーズンでもバットでチームをけん引する。












