格闘技イベント「RIZIN.41」(4月1日、丸善インテックアリーナ大阪)で対戦する〝世界の田中〟こと皇治(33)と〝キック界のナマズ〟こと芦澤竜誠(27)が、異例の〝同時公開練習〟を行い、火花を散らした。

 緊張感漂う公開練習となった。24日、2人は皇治の練習拠点である東京・世田谷の「TEAMONE GYM」で続けて登場。先にグローブをはめた皇治は、リングサイドの芦澤からあくび交じりに視線を送られながら、2分間のミット打ちで鋭いパンチを繰り出した。

 続いてリングインした芦澤は主に総合格闘技(MMA)戦で使われるオープンフィンガーグローブで2分間のミット打ち。「こんなの見る必要ないわ」との言葉と共にその場を去った皇治を尻目に、「ダン!」「ダン!」との掛け声とともに、鋭いパンチとキックを披露。最後はタックルからマウントを取り、パウンドからバックテークしてチョークスリーパーで捕獲する動きも披露した。

皇治の練習後に、同じジムで練習を公開した芦澤竜誠(右)
皇治の練習後に、同じジムで練習を公開した芦澤竜誠(右)

 練習後、主が姿を消したジムでは芦澤が言いたい放題だ。皇治の練習を見た感想を「疲れてると思うわ、アイツ。普通に弱い。まあ、あいつは気持ちでやる選手なんで油断はしないですよ。ヘボく見せてるだけかもしれねえけど、マジで弱えよ」とあざ笑う。

 最後にみせたMMAの動きについて「今回はあくまでも通過点なんで。次の試合はMMA。MMAの練習も、もうしてるんで」と断言。最後は「このジム、湿気がすごいっすね。換気がダメだ」と毒づくと、練習の途中で退席した皇治を「何帰ってんだよ。みんな集まってくれてるのに。あいつカスだろ」と断罪した。

 その後、皇治は「隣のラーメン屋でチャーシュー麺食べてきました。しょーもなかったんで」と戻る。悪態をつきながらジムを去る芦澤を見送ると「イージーマネー。イージーファイト」と余裕をアピール。「自分が見ているのはマルコメだけなんで」と芦澤戦の先に見すえるフロイド・メイウェザー戦が〝本番〟であると強調した。

 さらに「キックはナメてないけど、アッシーだから大丈夫。俺の若い時に似ってるなって思いますね。カワイイですよ。勝手に来て、勝手に怒って。俺がどう思うか? 小学生に怒られても何も思わんでしょ」と鼻で笑った。

 視線をかわせばかわすほど危険度が上がる二人。試合へ向けて緊張感は高まる一方だ。