お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾(39)が6日、都内で行われた出演映画「赦(ゆる)し」(18日公開)の完成披露試写会に出席した。

 同作は、高校生の娘をクラスメートに殺された元夫婦と、服役中の加害女性の葛藤を描いたクライムサスペンス。事件から7年後に再審が始まり、犯行に至った衝撃的動機が明かされると、3人の心は激しく揺らぎ始める。元夫婦を俳優の尚玄(44)とMEGUMI(41)、加害女性を松浦りょう(27)が演じた。

 題材が題材なだけに「(現場の)空気はすごくいいんですけど、やっぱりちょっと重た~い感じ」と、藤森は振り返る。役どころはMEGUMI演じる澄子の現在の夫役。家の中で2人きりのシーンが多く「ずっとMEGUMIさんがつらそうだった」という。MEGUMI本人も「つらかった」とポツリ。

 現場で圧倒されたのは、MEGUMIの成長だった。

「MEGUMIさんとは僕、何度もご一緒したことはあったんですけど、やっぱりテレビ、バラエティーとかで一緒になることが多かったんですけども、ここまで女優・MEGUMIさんが役になりきってというか、澄ちゃんそのものになって演じていたので、休憩時間とかも目が腫れぼったいような状況でいらっしゃるのが印象的だった」

 そこで藤森は「ちょっとでも元気になっていただければと思って、毎回どんな差し入れを入れたら元気だしてもらえるかな」と気を配ったそう。MEGUMIは「いっぱいなんかお菓子くれたりとか、カレーをウーバー(デリバリー)してくれたりとか、みんなにモノを与えてくれましたね。ありがとう。優しかった」と感謝しきり。

 メガホンを取ったのはインド人のアンシュル・チョウハン監督(37)で、キャスト以外の撮影クルーはわずか5人。MEGUMIは「ノルウェーの人とかアメリカの方とか、いろんな国の仲間(撮影スタッフ)たちと『人を赦す』というテーマに向き合えたってのは、すごく意味のある企画、作品だったと思います」と振り返る。

 もともと尚玄と友人のチョウハン監督は、「尚玄さんからMEGUMIさんを紹介していただいたんですけど、MEGUMIさんから藤森さんを紹介いただいたというのがあって、素晴らしいキャスティングに恵まれた」と満足気だった。