俳優・織田裕二(58)の主演映画「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」(9月18日公開)のスピンオフが制作されることが29日、複数の関係者への取材で分かった。

「踊る大捜査線」は1997年にフジテレビ系で放送されてヒットし、シリーズ化された。映画「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年)の興行収入は173・5億円で、「国宝」(25年)に抜かれるまで邦画実写興収ランキングでトップだった。

 複数の関係者はスピンオフは7月、都内などで集中的に撮影され「――N.E.W.」公開前の8月にネット配信されると説明。「――N.E.W.」のヒットにつなげるため、「国宝」に〝追い付き追い越せ〟を実現するため――の2点の狙いを持って制作すると指摘した。

「――N.E.W.」の製作委員会には、フジも名を連ねる。同社は元タレントの中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連の問題で広告収入が激減し、同作で社運をかけて勝負する。

 また「――N.E.W.」公式サイトはこの日、同作の追加キャスト9人を発表。女優の趣里が台東警察署員役、NEWSの増田貴久が警視庁捜査第一課管理官役、俳優の佐藤二朗が警視庁クリニック医師役だ。同作の本広克行監督は昨年12月31日、自身のX(旧ツイッター)で、同年10月25日にクランクインして同年12月29日にクランクアップしたと報告していた。

「――N.E.W.」、スピンオフの両作の焦点は、俳優の柳葉敏郎が演じた元警察庁幹部の室井慎次、女優の深津絵里が演じた元警視庁湾岸警察署員の恩田すみれの扱いだろう。

 同作の亀山千広プロデューサー(元フジ社長)は昨年7月、都内で行われたイベントで、「――N.E.W.」で室井は故人、すみれは存命の設定であることを明かしている。すみれは「―― THE FINAL 新たなる希望」(12年)以降、シリーズ作品に登場しておらず、ファンから復活が熱望されている。

 前出関係者らによれば、「――N.E.W.」、スピンオフにすみれが復活して深津が〝凱旋出演〟を飾れば大きな話題になるが、トップシークレット扱いにしており、出演可否情報を伏せられているという。どこまでヒットするか。

TVシリーズ中の織田裕二(左)と深津絵里(1998年)
TVシリーズ中の織田裕二(左)と深津絵里(1998年)