写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。

1月12日1回戦 南2局0本場 南家・近藤誠一の14巡目
1月12日1回戦 南2局0本場 南家・近藤誠一の14巡目

 自分も含めて4人全員テンパイ。こんな修羅場となれば、アガリ牌以外をツモってきたら、運を天に任せて叩き切ってしまう麻雀ファンも多いことだろう。だがトップ雀士は甘えない。トップ目だった近藤誠一(セ)は七対子・5萬待ちのテンパイだったが、6索を引いて動きを停止させた。切ったのは…。

【答え=2索】熟考の末に導き出したのはテンパイ崩しの2索。手牌14枚のうち、他の3人への当たり牌は半数の7枚。近藤はどうやってこの難局を乗り越えたのか。

2索切りの理由は?
2索切りの理由は?

 他の3人に対して共通の安全牌がゼロ。七対子テンパイで、そもそも牌種が7種類しかないのだから無理もない。もはや「詰んだ」に等しい状況だったが、近藤は必死に考えた。「安全牌がなくて困りました。どちらも生牌(ションパイ)ですが2索かワンチャンスの8索の比較でした。6索、西はドラをポンして満貫以上が確定している堀選手への警戒もあり、切るつもりはありませんでした」。実際には6索が上家の二階堂瑠美(風)、西が七対子単騎待ちだった伊達朱里紗(格)への当たり牌だった。

 警戒した堀慎吾(サ)は1索・4索ながら、タンヤオ限定により4索の片アガリテンパイ。4索2枚の亜リャンメンでもあり、残り2枚の4索を近藤が持っていた。8索ではなく2索を切った理由は何か。「リーチの伊達選手から早めに3索が出ているので多少安全。堀選手も1索切りが早くドラポンしているので、2索を対子で固定している確率は低い。ドラが対子で1・2・2索と持っていたなら、1索を早めに切る可能性は少ないし、堀選手には5索が通っているので2・5索待ちも否定されていました」。最終的には8索よりも若干通りやすいと感じた2索をリリース。放銃回避に成功した。