【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】12月6日1回戦 南4局1本場=二階堂亜樹(風)、村上淳(赤)、鈴木優(U)、本田朋広(雷)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。デビューシーズンの昨季は苦しんだ本田選手は早くも7勝目を挙げ、個人ポイントで暫定トップに立ちました。今回、注目したのは6勝目となった試合のオーラスです。思いもよらない選択をしました。

 オーラスの親番をトップ目で迎えた本田選手は、2着目の亜樹選手と2400点差しかありません。ノーテンで伏せたら、テンパイした亜樹選手に逆転されてしまうため、テンパイ、アガリを目指して手を組んでいきます。終盤になってもリャンシャンテンでしたが、2回鳴いてテンパイにこぎ着けます。

この鳴きでテンパイです
この鳴きでテンパイです

 一方の亜樹選手は本田選手がチーする直前、一向聴のところから長考して、安全牌のトイツの北を切って手を崩します。1萬ツモ切りを挟んで、もう1枚の北を切りました。

 亜樹選手がノーテンならば、本田選手が伏せてもトップです。確かに考え込んでからの北トイツ落としはノーテンに見えなくもないですが、これだけでは分かりません。この瞬間テンパイしたがリーチするかどうかを考えていたのかもしれません。

 さらに最終手番で安全牌の1索を手出しします。ここで1索が出てきて、テンパイしているとなれば4索とのスライドが濃厚ですが、本田選手の目線から4索は4枚見えていないため、スライドの可能性を消すことができず、テンパイの可能性は否定できていません。北のトイツ落とし、安全な1索手出しは誰が見てもノーテンっぽいですが、100%ノーテンと確証を持てるほど材料がそろっていないのも事実です。

手前が亜樹選手の捨て牌です
手前が亜樹選手の捨て牌です

 本田選手としては、亜樹選手がノーテンだったとしても、テンパイ料で最低3000点以上の差を広げて次局もう一度勝負できるので、決して悪くはありません。しかし、万が一流局させて亜樹選手がテンパイであった場合はそのまま逆転されゲームセットです。リスクがあまりにも高すぎますし、その場合は申し訳なさでチームの楽屋に帰れる気がしません。

 ほとんどの人がテンパイ宣言すると思いますが、本田選手はノーテンと伏せ、亜樹選手もノーテンだったためトップのまま試合を終えることができました。これは本当に勇気がいることで、素晴らしいの一言です。

本田選手は手牌を伏せました
本田選手は手牌を伏せました

 一方、亜樹選手の目線だと、本田選手はノーテンで伏せられないだろうという考えもあったと思います。だからこそ安全牌を切って次局勝負にしたのではないでしょうか。それぞれの読みが絡み合ったおもしろい一局でした。

本田選手の捨て牌を見る亜樹選手
本田選手の捨て牌を見る亜樹選手
亜樹選手の捨て牌を読む本田選手
亜樹選手の捨て牌を読む本田選手
今回は本田選手に軍配が上がりました
今回は本田選手に軍配が上がりました