顔がそっくりなだけで殺された…。ドイツで〝ドッペルゲンガー殺人事件〟が発覚し、欧州が震撼している。ドイツ紙ビルドなどが報じている。

 昨年8月中旬、ドイツのインゴルシュタットでメルセデスの車内から若い女性の遺体が発見された。所持品からドイツ系イラク人の美容師で仮名シャフラバン・K(23=当時)とみられた。50か所以上を刺されており、遺族が目視で確認し、本人だと確認された。

 しかし、翌日の検死で、DNAと指紋検査が行われ、シャフラバンではないと発覚。捜査が行われ、ハイルブロン出身のアルジェリア人の美容ブロガーの仮名ハディジャ・Oさん(23)だと発覚した。2人の外見はそっくりだった。

 そして、今年1月下旬、シャフラバンはボーイフレンドでコソボ人の仮名シェキール・Kと過失致死容疑で逮捕された。現在、殺人容疑に切り替えられ、逮捕状が出ているという。2人は黙秘しており、凶器も見つかっていない。

 ビルド紙によると、シャフラバン容疑者は家族から離れたいため、自分の死を偽装し、別人としてシェキール容疑者とともに生きようとしたのだという。

 シャフラバン容疑者はインスタグラムの複数のアカウントを使い、自分とそっくりな女性を探し、少なくとも5人とメッセージをやり取りした。その中で、最もそっくりなハディジャさんをターゲットにした。美容製品を提供するとウソをつき、ハディジャさんと会い、殺害し、自身の死体に偽装した。似ている人をSNSで探しだして殺す。〝ドッペルゲンガー殺人事件〟として欧州で大きく報じられている。