慢心は一切なしだ。卓球の全日本選手権5日目(27日、東京体育館)、女子シングルス6回戦で早田ひな(22=日本生命)は、ジュニア女子を制した張本美和(14=木下アカデミー)に4―1で勝利。準々決勝にコマを進めた。

「14歳の実力じゃない。シニアと同じレベルで見ている」と口にする若き実力者を相手にも、終始自分のプレーを貫いた。

 第1ゲームを11―9で奪うと、第2ゲームは4―10とゲームポイントを握られながらも、ジュースに持ち込んで14―12で連取。苦しい場面でも冷静なプレーを見せ「落ち着いて逆をついたりとか、相手を崩したりとか、そういった冷静さがすごくよかったのかな」と振り返った。

 今大会は混合ダブルスで優勝。女子ダブルスも4強入りを果たしており、3冠の可能性も十分にある。簡単な道のりではないが、パリ五輪を見据える上で負けは許されない。

「どんな時でも自分のパフォーマンスが100%でないと、パリ五輪の選考レースを勝ち上がることはできない。中国の選手と対戦しても、勝つ技術や精度には至らないことが多いと感じたので、選考レースの中でも進化していくことも大事」

 きっちり3冠をつかみ取り、次なる戦いの糧とする。