自民党の岸信夫前防衛相(63)は19日、岸田文雄首相と官邸で面会した後、党本部を訪れて党幹部らに議員辞職の意向を伝えたものと見られている。

 岸氏は昨年の参院選で凶弾に倒れた安倍晋三元首相の実弟。現在は国家安全保障を担当する首相補佐官の職に就いている。

 昨年12月、体調悪化を理由に次期衆院選には立候補せず、秘書で長男の信千代氏を後継者にしたい意向を後援会に伝えていたという。

 岸氏の山口2区で衆院補選を4月に行うためには、公職選挙法の規定で3月半ばまでに議員辞職することが必要だ。

「早ければ2月上旬に議員辞職すると言われいます。山口2区の衆院補選は信千代氏で調整中。4月の補選で山口県は、安倍氏の山口4区とともに〝ダブル補選〟になる見通しです」(自民党関係者)

 車いすで党本部を訪れた岸氏は、党幹部らと約20分間の会談をした後、報道陣の質問には何も答えず、ワゴン車で去って行った。