〝終生のライバル〟へ――。格闘家の武尊(31)が、プロボクサー転向を正式表明した那須川天心(24)について口を開いた。ともにキック界を盛り上げてきた2人は昨年6月19日の「THE MATCH」(東京ドーム)で実現した頂上決戦後、別々の道を歩んでいる。復活を目指す武尊は、新天地に挑む那須川に何を思うのか。
わだかまりはなかった。那須川が15日に自身のツイッターで「帝拳ボクシングジムでプロボクサーになるために準備を進めています」と正式表明したことを本紙が聞くと、武尊は「ボクシングに行くからにはチャンピオンになってほしいなと思います。彼は彼なりに向こうの舞台で活躍していくと思うので、頑張ってほしい」と激励の言葉を送った。
世紀の一戦が実現したのは昨年6月のこと。長きにわたりファンが熱望し続けた頂上対決は、2人にとっての分岐点となった。那須川がこの試合を最後にキックボクシングを卒業したのに対し、敗れた武尊はケガの治療などのため無期限の休業に入った。
進む道は違えど、那須川の動向は常に刺激を与えてくれる。「直接対決はもうできないかもしれないですけど、これからも意識する相手。向こうの活躍に負けないように僕もキック界で戦っていく」
那須川だけではない。年内の実戦復帰を目指す武尊は、年始のプロレス界からも大きなパワーをもらった。1日のノア日本武道館大会でゲスト解説を務めたグレート・ムタVS中邑真輔を「あの空気感は興奮しました。中邑選手が相手だったから、さらに異様な空気だったじゃないですか!」と興奮ぎみに振り返る。
4日は新日本プロレス・東京ドーム大会を訪れた。「全部の試合がよかったんですけど、ケニー・オメガが怖かったです。ちょっとグロかったけどすごい面白かった。あんな激しい試合をして、次の日大丈夫かなって思った」と目を輝かせる。
2大会に触発された様子で「プロレス会場の一体感がすごい。格闘技はダウンとかがない限り『わっ』て盛り上がらない。(自分も)打ち合っている時も常にお客さんが沸いてるような試合をしたい」と拳を握った。
16日には楽天カードの新デザイン発表会見にタレントのゆうちゃみと出席。自身の顔がデザインされたカードを発表し「これをきっかけに格闘技を盛り上げていきたい」と意気込んだ。2月には米国で1か月間の強化合宿を行う予定。新たな刺激を胸に本格的な復活ロードへと歩を進める。












