〝新モンスター〟は、どんな姿を見せるのか。ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(29=大橋)が14日、横浜市内のジムで会見。11ラウンド(R)でKO勝ちしたポール・バトラー(34=英国)との一戦を振り返り「最高な夜だったと思うし、4本のベルトが揃っているのを見ると自分のやってきたことの重みを実感します」とアジア初の快挙達成を喜んだ。
さらに、スーパーバンタム級への挑戦を見据え「相手選手の方がデカかったりスタミナがあったりするケースが出てくると思う。そこで相手に合わせて戦い方を変えていく必要がある。自分の引き出しの中からどうチョイスしていくかをしっかりやっていかないと」と力を込めた。
これまで世界を驚かせる戦いでKOを積み重ねてきた。バトラー戦は相手が防御に徹したため、期待された序盤KOはならなかったものの、井上はノーガードや両手を後ろで組むなどの〝挑発戦法〟を披露。結果的に、ファンは今までとは異なるモンスターの姿を目撃することとなった。スーパーバンタムに階級を上げることで、また新たなスタイルを見ることができるのか。
父の井上真吾トレーナーは「あくまでも相手次第なので、やってみないと分からないですけど…」と前置きした上で、こう続ける。「相手が(距離を置いて戦う)ボクサータイプなのか(接近して戦う)ファイタータイプなのかでも変わる。その中で、いろんな新しいものが見えてくるとは思います」
バンタム級では必要のなかった新たな〝引き出し〟を開ける可能性についても「対戦相手がそれをさせるか、させないかという話ですよね。状況次第で期待していい? それはもちろんです」と含みを持たせた。階級を上げ、フィジカル的に差のある相手と対峙することで〝まだ見ぬモンスター〟がベールを脱ぐ機会もありそうだ。












