ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(43)が、世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(29=大橋)の〝超モンスター化〟を予測した。
井上は13日の王座統一戦で、WBO王者だったポール・バトラー(34=英国)に11ラウンド(R)KO勝ち。この試合を会場で観戦した内山氏は、自身のユーチューブチャンネル「内山高志KOチャンネル」の中で「11Rまでいったので、試合内容をまだ見ていない人は『意外に相手が頑張ったのかな』『攻めあぐねたのかな』と思うかもしれないけど、4団体がかかった大事な試合でバトラーには勝ちたい気持ちが全然見えなかった。ガードを固めてほとんど手を出さない。それじゃあ、さすが尚弥と言えども、なかなか倒しにいけない。そんな相手でも11Rに倒したところが井上選手のすごいところ」と試合を振り返った。
バトラーが消極的だったことについては「たぶん俺が思うには、(バトラーは)1Rやって『あれ? やば。スピードとパンチ、予想以上だぞ』と急に思っちゃったんですね。あとは逃げるのみという感じ。珍しく井上選手もノーガードで誘ったり、相手をあおるようなことをしていた。自分自身、試合をしていて面白くなかったと思う。ヒリヒリしないというか。だいぶ余裕ありましたね」と分析した。
その上で「最後はテクニックもそうですけど、力でねじ伏せたという感じ。いこうと思ったら相手を倒せる。それだけ実力差があった。4団体統一は日本人初ですから。同時で取るのはすごい」と史上9人目、日本初となる偉業を達成した井上を絶賛した。
井上は今後、1階級上のスーパーバンタム級への転向を明言。同階級には現在、WBC&WBO王者スティーブン・フルトン(米国)とWBA&IBF王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が君臨している。
内山氏は井上の階級アップについて「(バンタム級では)減量も結構きつそうでしたね。逆にスーパーバンタムに行ったら、またパワーがつく気がする。もともとライトフライでやった時に、当初のころはパワー感をあまり感じられなかった。(階級を)上げていったら、すごい急にめちゃくちゃパワーついたなという感じがしたので。スーパーバンタムでも全然、パワーは(問題ない)。(減量が)よりラクになって勢いが増すかもしれない。今後も楽しみ」と予測した。












