ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(29=大橋)が14日、ポール・バトラー(英国)との激闘から一夜明けて会見に臨みスーパーバンタム級転向への思いを語った。

 13日に行われた試合ではWBO王者だったバトラーを終始圧倒した。守備に徹する相手をジワジワと追い詰めて11RにKOした井上は「最高な夜だったと思うし、4本のベルトが揃っているのを見ると自分のやってきたことの重みを実感します」と充実の表情。さらに「バトラーがこういう出方をしてくるのは予測できていて、予想通り長引いた中で倒しきることができたので良かったです」と振り返った。

 バンタム級で名実ともに世界最強となったモンスターが見すえるのは新たな挑戦だ。「来年も活躍する年にしたい」と誓った上で、スーパーバンタム級への階級変更についてこう意欲を見せる。

「バンタム級で戦う限り自分の戦い方を貫くことを意識していました。でもスーパーバンタムに上げて、相手選手の方がデカかったりスタミナがあったりするケースが出てくると思う。そこで相手に合わせて戦い方を変えていく必要がある。自分の引き出しの中からどうチョイスしていくかっていうのをしっかりやっていかないといけない」

 次戦については「来年は3試合やりたいと思っていて。4月と夏と12月みたいに。(年間)2試合でもしっかりオフを取れるのでいいですけど。海外で? やりたいですね、久々に。アメリカに行くだけでテンションが上がるので」と話した。アジア初の偉業を達成したモンスターは、つかの間の休息の後に次なる舞台に突き進む。