米国のサッカージャーナリストのグラント・ウォール氏(48)が10日までにカタールW杯の取材中に倒れて死亡したことが波紋を広げている。

 複数の海外メディアによると、ウォール氏は9日に行われたアルゼンチンとオランダが対戦した準々決勝の取材中に倒れ、10日未明に搬送先の病院で死亡が確認された。死因などは不明だが、カタール滞在中に体調不良で診察を受けていたという。

 ウォール氏は開幕直後の先月21日に性的少数者の権利を支持するため、性の多様性を示す虹色Tシャツを着てスタジアムに入ろうとして一時拒否されたこともあった。またカタールなど中東諸国における移民労働者への対応も非難していた。

 するとウォール氏の兄弟で米国在住のエリック・ウォール氏は、自身のSNSで、カタール政府の関与があった他殺説を主張。複数の海外メディアが報じたが、ドイツメディア「ビルト」などは「エリック氏の主張には、まだ証拠がない」と指摘している。