大みそかの格闘技イベント「RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ)に出場する宇佐美正パトリック(22)が、弟で格闘家の宇佐美秀メイソン(21)との勝利を誓った。

 RIZIN初参戦となった10月23日の「RIZIN.39」(福岡)で佐々木信治にグラウンドパンチでTKO勝ちを収めたパトリックは「今回もしっかり倒し切る」と宣言。原動力は弟・メイソンの存在だという。「アイツの頑張ってる姿を見て、俺も頑張らなあかんなって。兄弟で切磋琢磨できているのが一番ですね」と語る。

 福岡大会ではセコンドに就いたメイソンのサポートを受け、勝利をつかみ取ったパトリックは「アイツがインターバル中、相手の選手をにらみつけてけん制してて。そこから展開が変わっていったのかもしれない」と弟の存在の大きさを感じたという。

 2人は物心ついたころから父の影響で、空手道場などで格闘技をはじめた。パトリックは中学でボクシングに転向し、一方のメイソンは思春期になるとストリートファイトで大暴れ。留学したカナダでもマフィアの事務所に殴り込み、腕を銃で撃たれたこともあるという。

 幼いころからテレビリモコンの取り合いで毎日殴り合いのケンカを繰り返した経験から、誰よりも弟の強さを知るパトリックは「打撃のレベルが違う。パンチを避けてしっかり打つ、フロイド・メイウェザータイプ。狂暴なので」と評価した。

 メイソンは10月1日に死去したアントニオ猪木さん(享年79)の追悼イベント「INOKI BOM―BA―YE×巌流島in両国(猪木祭り)」(28日、東京・両国国技館)でアルバート・クラウス(オランダ)と対戦する。パトリックは弟の試合を「楽しみだ」と口にし「2人で勝っていい年を迎えたい」と意気込んだ。