MMAファイターの石井慧(35)が、カタールW杯決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦(5日=日本時間6日)を前に同国のサッカー熱を語った。
この試合を前に、石井は複雑な立場に置かれている。というのも練習拠点にしているクロアチアで2019年に国籍を取得。今年6月には同国のボクシングコミッションでライセンスを取得し、8月に開催されたボクシングイベント「3150ファイトvol.3」(大阪)には、クロアチア戦士「サトシ・イシイ」の名で出場するなど両国で活動しているからだ。
ともに思い入れのある石井は声色を変えて「石井の代わりに私、河童の田所ひろしがコメントします」と口走ってから「政治みたいな物ですよ。どっち側についても敵ができる」。その上でクロアチアのサッカー人気について「国民的スポーツって感じです」とする。さらに現在、日本に一時帰国している理由もサッカーだと明かした。
「前回のワールドカップの時はクロアチアにいたんですが、ものすごい騒ぎで…。(首都)ザグレブの中心から少し離れたところに住んでいるんですが、それでも点が入る度に街中から歓声が上がって地響きまでするんです。だから眠れなくて…。みんなサッカー好きだからすぐ『一緒に見ないか』って誘われてキツいし。そんなにサッカーに興味がない自分としてはそれがつらいんで、ワールドカップに合わせて帰って来たんです」
前回大会でクロアチアは準優勝だっただけに盛り上がりはなおさらだったのだろう。そんなサッカー熱の高い国だけに石井は「予想は難しい。でも思い入れなしで客観的に見たらクロアチア有利なんじゃないですか。日本はベスト8に行ってないけどクロアチアは上位の常連ですし。サッカー熱的な物もクロアチアは一時的なものじゃないですし」とした。果たして結末は――。










