女子プロレス「スターダム」のゴッデス王座を保持する「メルティア」(中野たむ&なつぽい)が、無念の予選リーグ敗退となった。

 タッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」レッドゴッデス最終公式戦(4日、千葉・幕張メッセ国際展示場)でアフロディーテ(林下詩美&上谷沙弥)と対戦。同ブロックは勝ち点10で中野&なつぽいが首位を独走し、詩美&上谷は勝ち点8で後を追う展開だった。
 
 試合はなつぽいと上谷がハイスピードな攻防を展開。メルティアが息の合った連係技で攻め込んだ。中野は詩美にスリーパーホールドで捕らわれ窮地に追い込まれるも、何とか逃れる。

 メルティアはダブルのトラースキックで相手組を場外に追いやると同時にプランチャを発射し、優勢に。ところが、なつぽいがアフロディーテから合体技「マジックキラー」をくらい、最後は上谷のファイヤーバードスプラッシュにごう沈。3カウントを奪われ、優勝決定戦進出を逃した。

 勝ち点10で並ぶも直接対決を制したアフロディーテは、優勝決定戦へ駒を進めたが、高橋奈七永&優宇に敗北。29日の東京・両国国技館大会でメルティアは優勝チームの高橋、優宇組の挑戦を受けることが決定した。

 中野は「超最強の挑戦者。私たちは武道館でワンマンライブも目指すし、プロレスでもナンバーワンになる。このベルトは渡せない」と意気込むと、なつぽいも「うちらは小さくても負けない気持ちがあるし、夢がある。その力は無限大だと思うから、必ずこのベルトを守り抜きます」と力強く宣言した。