【FIFAワールドカップ】順調発進のブラジルにまさかの事態が発生だ。

 カタールW杯(24日=日本時間25日)、1次リーグ初戦G組で〝ピクシー〟こと元J1名古屋のドラガン・ストイコビッチ監督率いるセルビアと対戦したブラジルは、後半17分にFWリシャルリソン(25=トッテナム)のゴールで先制すると、同28分にもリシャルリソンが巧みな反転シュートで得点を奪取。2―0で快勝し、試合後には「トレーニングで同じようなシュートを打ってきた。練習でやったことしか試合ではできない」と振り返った。

 その一方で、エースのFWネイマール(パリ・サンジェルマン=PSG)が後半34分に途中交代。直前に相手からスライディングタックルを受けて古傷の右足首を負傷し、ピッチに倒れ込んだ。スペイン紙「マルカ」は「PSGのアタッカーは、試合中の激しいタックルに苦しみ、試合終了前にベンチに下がらなければならなかった。ベンチでアイシングをされ、涙を流してチームメートに慰められる姿は、ブラジル中に衝撃を与えた」と速報で報じた。

 かねて両足首のケガに苦しんできたネイマール。「右足首を痛めて退場したネイマールがベンチで涙したのは、特に腫れていたことを考えれば当然のことだ」と指摘した上で「2019年6月には右足首の負傷で長期の離脱を余儀なくされた。その際の負傷は最も深刻で、同じ場所を負傷した。ブラジル代表に警鐘を鳴らす理由がまた1つ増えた」と伝えている。

 FWビニシウス(22=レアル・マドリード)は「彼はタックルを受けたが、何ともないことを祈る」と語るにとどめたが、02年日韓W杯以来の優勝を目指すブラジルに大きな試練が訪れた。