〝三度目の正直〟なるか。大相撲九州場所12日目(24日、福岡国際センター)、幕内高安(32=田子ノ浦)が幕内竜電(32=高田川)を引き落として2敗(10勝)を死守。取組後は「とてもテンポよく、厳しく攻めることができた」と納得の表情だった。
今年は賜杯を目前で逃す場所が続いた。3月の春場所は優勝決定戦で関脇若隆景に敗れてV逸。9月の秋場所も優勝次点に終わった。ショックの大きさは計り知れないが、人前では悔しさを見せるどころか力強い決意を述べていたという。
先場所後、約3年ぶりに開かれた部屋の千秋楽祝賀会に出席した高安土浦後援会の関係者は「(高安本人が)『次はもっと頑張ります。もっと研究します』と話していた。その姿は、決して後ろ向きではなかった」と明かす。
場所前は右足親指を痛めた影響で秋巡業最終日を休場。今場所も土俵外では足取りが慎重になる場面が見受けられ、万全ではない可能性が高い。それでも気迫のこもった内容が目立ち、同関係者は「これまで待って受ける印象があったけど、自分から前に出ている感じが強い。本人の中で〝今場所こそ〟という思いがあるのだろう」と指摘した。
関脇豊昇龍(立浪)、幕内王鵬(大嶽)とともに優勝争いでトップに並んだ元大関は「毎日変わらず淡々と取り組むことができている。集中してやるべきことをやるだけ」ときっぱり。一年納めの場所を最高の形で締めくくる。











