〝サラブレッド対決〟で地力を見せつけた。大相撲九州場所12日目(24日、福岡国際センター)、幕内王鵬(22=大嶽)が関脇豊昇龍(23=立浪)をはたき込んで10勝目(2敗)。取組後は「引いてしまう相撲になったけど、いい立ち合いができた」とうなずいた。
「昭和の大横綱」大鵬を祖父に持つ22歳。同学年で元横綱朝青龍の甥・豊昇龍については意識していないと口にしていたものの「気合は自然と入った。いざ戦うとなると負けたくない」と内に秘めた思いが前面に出た。勝利の瞬間、表情が緩んだようにも見えたが、これには「そうですか…。『ヨシッ』とは思ったですけど、顔緩んでるのはちょっと恥ずかしいですね。自分の憧れてる力士像とは違うので」と語った。
自らの手で豊昇龍を引きずり下ろし、優勝争いでトップに並んだ。終盤戦で賜杯を争う展開は「燃えるし、毎日がすごい楽しい」。過度なプレッシャーを感じていない理由は「小さいころから夢見てた(幕内)上位の土俵で相撲取れて、優勝に絡んでいけるのはうれしいし、自分は〝楽しい〟が一番勝ってる」と明かした。
偉大な祖父は1960年九州場所で初優勝を果たした。王鵬は「全然知らなかった。一生懸命頑張ります」と話したが…。同じ九州の地で快挙となるか。











