日本代表は23日のカタールW杯1次リーグE組初戦ドイツ戦に2―1で逆転勝ち。元日本代表FW武田修宏氏(本紙評論家)が、歴史的勝利に迫った。
見事な逆転勝利だった。前半だけを見たら負けてもおかしくない展開だったけど、勝っているとき、負けているときなど展開に合わせた入念な準備をしてきた結果だったんじゃないかな。チームとして全員が同じ絵を描けていたと思う。
苦しんだ前半に1点に抑えたのも大きかったし、森保一監督は、後半から点を取るための3バックに変更したけど、その判断は見事だった。後半にMF堂安律が決めた同点ゴールシーンは、MF三笘薫のドリブルからパスを受けたMF南野拓実のシュートのこぼれ球から生まれたわけだけど、それぞれの役割が決まっているように感じた。プレーに迷いがなかった。
それにFW浅野拓磨。ケガ明けだったし、選出に批判があったのも耳に入っていただろうけど、やれる自信があったんだろうね。改めて広島時代から師弟関係の森保監督との絆は強いんだなと思った。
その森保監督は、2017年7月にJ1広島の監督をクビになった後、欧州へ飛んで各地を回ったとき、当時シュツットガルト(ドイツ)でプレーしていた浅野を最初に訪問したんだ。浅野は義理堅い男だし、結果で恩返ししようという気持ちは常に持っている。負けられなかった昨年10月のカタールW杯アジア最終予選でも決勝点となるオウンゴールを誘発したよね。
ただベスト8が目標なんだから喜んでばかりいられない。次はコスタリカ戦。大事なのは、すでに完成しているであろう戦略をいかに遂行できるかだけだと思うよ。












