切り札は〝サムライトレイン〟か――。カタールW杯1次リーグE組初戦(23日)ドイツ戦に臨む日本代表は貴重な得点源とされるセットプレーからゴールが取れないことが大きな問題として指摘されている。森保一監督(54)は専任コーチを招聘し、課題の解消に乗り出している中、なでしこジャパンの必殺技を取り入れる可能性が指摘されている。
森保ジャパンはW杯アジア最終予選で得点の好機とされるFKやCKからの得点率がゼロと問題視されている。特にかつての中村俊輔や本田圭佑のような直接FKゴールを奪えるような強烈なキッカーも不在。そこでセットプレー担当として菅原大介コーチが就任した。反町康治委員長は「より細分化している中で新たな挑戦をしていきたい」という。
こうした状況にJクラブ関係者は「一番の問題はキッカーの質じゃないかな」とした上で「セットプレーのやり方はいろいろあるけど、日本に合うのであれば、なでしこジャパンが以前のW杯でやっていたパターンもありじゃないか。普通に競り合っても勝てないから」と指摘。2015年カナダ女子W杯で話題となった〝なでしこトレイン〟の導入を求めた。
なでしこジャパンは体格で劣る欧米選手にCKなどのセットプレーで競り勝つため、敵ゴール前に縦一列に並び、体を密着。誰にボールを合わせるかわからないような陣形を組み、相手を惑わせ、マークをかわした。「なでしこトレイン」と呼ばれてサッカー界でも話題となったが、点が取れない森保ジャパンでも試してみる価値は十分にありそうだ。
日本代表では、フィリップ・トルシエ監督が率いていた時代には「スリープ」というトリックのセットプレーがあった。ゴールこそならなかったが、何度か試合でも使われた。ジーコ監督時代は攻撃陣がドリブルを仕掛けてファウルを誘発。中村俊輔のFKにつなげるという戦略だった。専任コーチを迎えた森保ジャパンはW杯本番でセットプレーからゴールを奪えるか。











