〝戦術ミトマ〟で森保ジャパンを快進撃へと導く――。日本代表は20日(日本時間21日)カタールW杯1次リーグE組初戦のドイツ戦(23日)に向け、非公開で戦術練習を行った。体調不良のためチーム合流が遅れていたMF三笘薫(25=ブライトン)も、大部分の練習をこなして全快宣言。6月の4連戦後に森保一監督(54)が明言した作戦を、大舞台で実現させることを力強く誓った。
三笘はイングランド・プレミアリーグのアストンビラ戦(13日)を体調不良で欠場し、代表への合流が遅れて17日に決戦地ドーハ入り。18日からピッチ上で練習を再開した。この日、復帰後初の取材に応じ「5日くらいしっかり休んで、少しずつ上げている。(練習は)途中から別だけど、ほとんど入っている。ドイツ戦までには100%戻せる」と初戦出場にゴーサインを出した。
ドイツ戦出場に向けて対策も進めており「CKやFKを取る、(攻撃ラインを)押し上げるところが求められている。(マッチアップする)右サイドは(DFティロ)ケーラー(ウェストハム)か(DFアントニオ)リュディガー(レアル・マドリード)だと思うけど、うまく弱点を突いていければ。1対1は自信ある」と胸を張った。
その言葉通り、日本のエースとなる覚悟を持って臨む。W杯に向けて重要な強化の場となった6月の4連戦後に、森保監督は三笘について「彼自体が戦術であるというところ。個で打開する能力がある選手だからこそ託している。世界とやっていく上で『薫が戦術なんだ』と」と発言。三笘のドリブル突破が強豪相手に通用することを強調する意図だったが、一部では三笘に頼った戦術と曲解されて賛否両論を巻き起こした。
話題を呼んだ〝戦術ミトマ〟について、改めて問われると「そういうふうに言われることはうれしいし、自分がそういう存在にならないといけないとは常に思っている。自分がそれだけの存在になれれば、チームの強みになる。その言葉以上のプレーをしないといけないと、その前から思っていた」と熱弁。指揮官の思いに応え、自らが戦術と称されるほどのド派手な活躍で、快進撃の原動力となる覚悟だ。
本番直前にアクシデントこそあったが「スタメンでも途中でも、出た時にインパクトを残す」。日本の誇るドリブラーが最高峰の舞台で世界を驚かせる準備は整った。












