シンガポールの格闘技イベント「ONE163」(19日、シンガポール・インドアスタジアム)で、〝バカサバイバー〟こと青木真也(39)がザイード・イザガクマエフ(ロシア)の前に壮絶に散った。

 青木は3月に実現した因縁の秋山成勲戦で2ラウンド(R)1分50秒で逆転のTKO負け。5月には柔術家のケイド・ルオトロとのグラップリング戦でも判定負けを喫している。

 白星の欲しい一戦でロシアの強豪との対戦になった青木は、ゴングが鳴ると左右の蹴りで相手をけん制する。しかし、イザガクマエフの強烈な打撃を崩せなかった。右の強烈なパンチをアゴに受け、崩れ落ちた所を追撃されて状況を覆せず。下からグラウンドの攻防に持ち込むことも許されず、冷徹な拳の連打にさらされてなす術なくなったところでレフェリーが試合を止め、TKO負けが告げられた。

 試合前には「テーマは浪花節だ。情緒のある〝日本格闘技〟を見せたい」と意気込んでいた青木だが、結末はその総合格闘技の残酷さをまざまざと見せつける内容となった。なお、試合が行われた「ONE163」は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で生配信された。