【取材の裏側 現場ノート】森保ジャパンがいよいよカタールW杯(20日開幕)に臨む。前回の2018年ロシアW杯も現地で取材したが、そこでは西野ジャパンが16強に躍進。決勝トーナメント1回戦の強豪ベルギー戦は2―3と逆転負けを喫したが、今でもその熱闘は目に焼き付いている。
そうした日本の戦いぶりの一方で強烈な印象が残っているのが、かつて世界を沸かせたスーパースターとの〝遭遇〟だ。
1次リーグH組初戦のコロンビア戦。決戦の地サランスクのモルドビアアリーナに到着した記者は、気持ちを高ぶらせながら指定の記者席に着いたが、そのすぐ横にコロンビア代表の司令塔として活躍したカルロス・バルデラマ氏が観戦に訪れていたのだ。声をかけると気さくに握手や記念撮影に応じてくれ、その〝オーラ〟を体感。試合は日本が2―1と勝利を収めたが、悔しいはずのバルデラマ氏は、われわれに向けて「おめでとう」と言葉をかけてくれた。
金星とレジェンドとの出会いに興奮冷めやらぬ中で、会場からそのまま合宿地カザンへと帰路に。バスで9時間近くかかる道中では思わぬ〝事件〟が発生した。
休憩で立ち寄ったドライブインで、日本の報道陣に対して地元のロシア人男性が突然怒鳴り散らした上に、車を急発進させて記者の一人をひこうとする暴挙に出た。さらに銃のようなものを取り出して、空中に発砲。幸い早々に警察が出動して男は逃走したため、報道陣にケガ人は出なかったが、〝殺人未遂〟の襲撃事件に巻き込まれたのだ。
世界中から人が押し寄せるサッカーの祭典。心して取材活動にあたりたい。(サッカー担当・渡辺卓幸)










