大相撲九州場所(福岡国際センター)は13日に初日を迎える。先月18日に古傷の両ヒザを手術した横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)は、横綱に昇進した昨年秋場所以降初となる初日からの休場。師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)は横綱の復帰時期について「それは分からない」と明言していない。
照ノ富士は、すでにまわしを締めて稽古場に姿を見せているが〝復帰ロード〟を歩み始めたばかり。伊勢ヶ浜部屋専属トレーナーの篠原毅郁氏によると、現在はメスを入れたヒザに負担がかからない強度で上半身のトレーニングを行い、治療とリハビリのため週1回通院しているという。
一方、患部は順調に回復。担当医で船橋整形外科クリニックの高橋憲正氏は、横綱の右ヒザにたまる水の量が1週間で半減したことを明かした上で「(右ヒザの)ゴリゴリ感もなくなったようで経過は順調だと思います。左(ヒザ)は可動域が広がった分、まだ安定感が得られていない印象ですが、時間とともによくなってくると思います」と述べた。
また、部屋が導入している低周波治療器を横綱の自宅にも設置するなど周囲は万全のサポート体制を整えている。
九州場所担当部長の境川親方(元小結両国)は「しっかり治して来年からまた頑張ってもらいたい」と期待を込めてコメント。横綱審議委員会(横審)のある委員は「早く(復帰)しないと横審がまた文句言うんじゃないかと、そんなことは一切考える必要はない」と、時間がかかっても最善を尽くす選択を求めている。あせらず一歩ずつ完全復活を目指していけそうだ。












