韓国・ソウルの繁華街「梨泰院」で多数の若者が折り重なって倒れ、150人以上が亡くなり、130人以上が負傷した事故が29日夜に起きた。日本人も2人が犠牲となった。翌30日、日本でもコスプレをした多くの若者たちが街に繰り出した。警察が警戒を強める中、果たしてソウルの事故の影響はあったのか?
31日の本番を前に30日も多くの若者が渋谷にハロウィーンを楽しみにやって来た。3年ぶりに行動自粛要請がないハロウィーンとなり、夕方にはすでにたくさんの人が街中にあふれていた。コスプレをする人たちの周りに撮影希望者が殺到。警察が「立ち止まらないで!」と言ってまわる様子がいたるところで繰り返された。
人気ゲーム「ファイナルファンタジー7」のティファのコスプレをするライバー(ライブ配信者)のホルスタインmikaさんは「思っていたより少ないかな。外国の方が多いですね」。これでも想定より人出が少ないという。
センター街を歩いてみると人がたくさんいるのは確かだが、将棋倒しが起こりそうかというとそこまででもない。トラブルにつながりそうな路上飲酒も禁止されている。しかし、韓国の事故の原因としてささやかれているような「居酒屋に有名人がいる」との話が出回れば、渋谷でも同様の事故が起きても不思議ではない。
若者は韓国の事故をどう受け止めているのか。警察官のコスプレをする女子大生2人組は、「渋谷ハロウィーンには批判もあるし、コロナも事故もあったから親は心配しています。でも楽しむ時間も大切にしたい」「大事件があるかもだけど若いうちに楽しめることを楽しみたい」と話した。この日の渋谷にはDJポリスが出動し、「横断歩道に寝そべっている君。すぐに戻りなさい!」と呼び掛けるなどしていた。また、駅前のスクランブル交差点には多くの警察官が配置され、人の流れをコントロール。センター街では人が滞留しないよう誘導を行っていた。
事故を受けて警備態勢に変化はあったのか。連日、スクランブル交差点で活動を行っている港区議・マック赤坂氏の元秘書であり、同氏率いるスマイル党公認で参院選に出馬したことのある込山洋氏は「変わっていません、昨日のままです。一生懸命に警備はされていますよ。でも、むしろコロナ前より警備は緩くなっていますね」と指摘した。
警視庁は31日当日に最大350人態勢で警備に臨むというが「コロナ前は車をひっくり返したり、仮装して酒飲んだりしている人もいましたから、委託の警備員など600人くらいで警備やっていたんじゃないか。駅前の広場にも柵を作って入れないようにしていましたが、今年はないですしね」と振り返った。
警備の変化は若者の変化でもある。「まだ本番前ですが、3年前に比べると仮装する人が少なくて、コロナ禍を経て元気がなくなってしまったみたい。今のところ安心で平和なハロウィーンです」(込山氏)
さて31日の本番はどうなるか。











