キックボクシングを卒業した那須川天心(24)が、プロボクシング転向に自信をのぞかせた。

 那須川はかつてホームリングだった立ち技打撃格闘技「RISE」30日の後楽園ホール大会に登場し、引退セレモニーを行った寺戸伸近とエキシビション戦を行った。

 那須川にとっては6月19日の武尊戦以来の〝リング復帰〟となったが、1分3R拳を交わすと序盤は高速のパンチ連打で相手を吹っ飛ばすなど圧倒。トリケラトプス拳のポーズも決めるなどした一方、寺戸の攻撃をあえて顔面で受けて、その拳を味わうような場面もあった。

 ゴングが鳴り、マイクを持った那須川は「最後に拳を交えることができて良かったです」と笑顔を見せた上で、すでに指導者として指導している寺戸にエール。さらに自身について「キックボクシングは離れたんですけど、心の中ではRISEの選手です。またこういう機会があれば、戻ってきたい」と〝古巣愛〟を口にする。

 さらに注目の今後について「『いつボクシングに行くんだ』という声も聞くんですけど、しっかり準備はしていて、面白い発表が近々できると思うので、楽しみにしていてください」と意味深な笑み。さらに「しっかり、誰よりも練習している自信があるので、期待してもらえたらうれしいです」と胸を張った。

 一方、この日をもって正式にグローブを脱いだ寺戸は那須川や関係者、ファンへの感謝を述べる。第5代Krushスーパーバンタム級王者、第2代RISEバンタム級王者に輝いたが、現在は新空手主催の「STAND UP」のゼネラルマネージャーとして若手の発掘、育成に力を入れており「これからは後輩の育成に励みたいと思います。STAND UPで若い選手に経験を積んでもらって、RISEのリングや大きなリング、世界で活躍できるように手伝って行ければと思います」と力を込めた。